【のどの健康を保つ】
94歳になる認知症の母は、心臓の数値は、悪くなってきているし、他の持病もあるので、薬は手放せません。
しかし、母の親兄弟の寿命と比べるとずいぶん長生きしています。
この母の長生きの秘訣は何なのか、思い当たることがあるので、それを書いていきたいと思います。
第一回目は、「のどの健康の重要性について」です。
母は、食事や多くの薬を服用する際、むせるということがなく、一気に飲み込むことが出来ます。
のどの調子がすこぶる良いのです。
以前、新聞紙上の広告で、「老いはのどからやってくる」という本の見出しで、60歳からの健康は「のど」で決まるのだと書いてありました。(本の中身は読んでいません)
母は、ここ20年近く毎日、歌を1時間から2時間歌っています。(カラオケではありません)
20年位前に昭和の懐かしの歌本を何冊か買ってあげていたのですが、その歌本を見ながら、大きな声で歌うのが日課です。
家族の誕生日には、必ず母は、私たちにリクエストを要求しながら得意な歌を数曲歌います。
音程は多少狂うときはありますが、声に張りがあり、なかなか上手です。
毎日歌うことで、のどの健康が現在も保たれていると私は推察しています。
ちなみに15年前に亡くなった父は、嚥下の異常から肺炎を繰り返し、胃漏の手術をして、それから間もなくして亡くなりました。
のどの健康は高齢者には命に係わる問題です。
高齢者の寿命に関係する大きな要因の1つと言われているのが嚥下障害です。
70歳を超えたら、上手に歌わなくてもよいので、大きな声で好きな歌を歌って喉を鍛えましょう。
歌は、ストレス解消になります。
顔の筋肉や腹筋を使うし、大きな声を出すために無意識に姿勢を正します。
血行も上り、新陳代謝も良くなります。
歌を歌うことは、良いこと尽くめです。