バランス反射整体について
当院の整体は、バランス反射整体といいます。
この整体の歴史は古く、多くの別派を生みましたが、現在の正式な伝承者は私の師匠でもある坂口明という有名な整体師です。
バランス反射整体は、体の形を変える整体なのですが、体幹部における手技に比べ、四肢(手足の事)の施術がメインになっています。
その理由を解説していきたいと思います。
手足と連動している肩甲骨と骨盤
人間が手足を使うときの体の仕組みがどうなっているのか、まずは理解していただきたいのですが、手を使うときには、必ず肩甲骨が連動して動きます。足を使うときは骨盤が連動して動きます。
それは腕の上腕骨と肩甲骨、足の大腿骨と骨盤が関節でつながっているだけでなく、手足を動かすために、大腿骨と骨盤、上腕骨と肩甲骨の間に、多くの筋肉が複雑に繋がっているからです。
さらに肩甲骨は、頭蓋骨、脊柱と筋肉でつながり、骨盤は脊柱と胸郭と繫がっています。
検査上、手足の歪みの現れ方として、体幹部(頭蓋骨・上部脊柱)→肩甲骨→上肢。
体幹部(胸郭・下部脊柱)→骨盤→下肢。という流れ存在します。
体の歪みは、大きく手足の歪みに現れる
脊柱に歪みがあれば、肩甲骨や骨盤が歪み、その歪みは手足の歪みとなって現れます。
法則として、体幹部(中心部)から抹消部(体から離れた位置にあるところ)にいくほど歪みは大きく表れてきます。
したがって、手足の状態を観察するだけで、肩甲骨や骨盤や脊柱がどのように歪んでいるのか分かります。(実際の検査は手足だけでなく脊柱や骨盤も観察します)
バランス反射整体の検査は、手足の状態を6つの系列ごとに分類していきます。
(前後系・流れ系・ねじれ系・重心系・軸系・前傾後傾)
この検査は、正確に行う必要があり、ここで間違えると、体の歪みは改善されません。
手足の調整で体の形が変わり症状が改善される
体幹部の歪みは手足に現れると説明しましたが、調整は逆に手足のバランスをとることで、肩甲骨や骨盤を正常にして、それにつながる脊柱や頭蓋骨、胸郭まで体幹部を正常にすることができます。
上肢→肩甲骨→体幹部(頭蓋骨・上部脊柱)。下肢→骨盤→体幹部(胸郭・下部脊柱)。
という逆の流れで調整できるのです。
バランス反射整体は、痛みの有る首肩腰を触らなくても、手足を使って改善させることが可能なため、他の整体のように、背骨をポキポキしたり、肩・背中・腰を揉み解たりする必要がないのです。
手足の調整法に関しては、バランス反射整体独自の手技で、歪みの系列ごとに、あなたの歪みに合わせ、呼吸と刺激ポイント、手足の操作方法を変え、体の形を正常にしていきます。