先日、NHKで腰痛を取り上げた番組をしていました。

そこで解説していたのが、腰痛を改善するためには、腰の上下にある、股関節と胸部の動きを改善すると、腰痛が劇的に良くなるということで、分かりやすい解説動画とともに、改善のための具体的な運動法(モーターコントロールエクササイズ)を勧めていました。

その運動法は、腰を動かさないようにして、股関節や胸部の動きを改善させることで腰痛を改善に導くというものです。

腰痛に関して、ある一部の整体系で以前から言われていたように、ようやく腰ではなく、腰以外のポイントのアプローチが有効であるということが、医学的にも科学的に立証されてきたのかなと思いながら視聴させていただきました。

整体にも色々あり、いまだに局所重視の整体もあれば、時間をかけて全身を揉み解すだけの整体もありますが、体の形のこだわる整体学においては、局所(腰だけ)の問題を重視せず、体の歪みを整えることが大事であると説いています。

腰痛改善のために、体のバランスを考える場合、腰以外の股関節や胸部の着目したことは一歩前進ですが、突き詰めていくとそれだけでは不十分です。

当院のバランス反射整体は、腰痛の改善のために行っている施術は、両手両足を調整する施術です。

手を操作して、「手関節、肘関節、肩関節、首、胸部、背部」を改善し、足の操作で、「足関節、膝関節、股関節、骨盤、腹部、」を改善して、体全体のバランスを整えることで、腰痛は改善します。

医学の分野でこういった学説が出てくることは、良いことですが、実際に一般の整形外科において、そういったエクササイズを実践しているところはほとんどないと思います。

その理由として、医師が直接施術する余裕はないので、優秀なPTなど理学療法士をそろえることが必要ですし、それを行うスペースが必要になります。

ましてや、保険で1日何十人も見ている整形外科医ができるわけがありません。

検査をして薬の処方をするのが精いっぱいなのです。

また、本来腰を改善するためには、腰にこだわらず、体の歪みを改善することがとても大事なのですが、ほとんどの医師は、体の歪みと症状の関係について無頓着ですから、体の歪みを改善するという発想は、初めから頭の中にはないのです。

体の歪みは、それ自体が病なのです。それに気づかず(気づこうともしないで)、一時しのぎの局所の対処しかしていません。

たとえ、気が付いたとしても、整形外科医が保険診療の中で、時間や手間のかかる施術をすることはありません。

薬や手術が必要な場合はありますが、出来るだけ薬やメスを入れるような手術で体に負担をかけず、腰痛を改善する方法は、体の歪みを改善することが最も有効なのです。