頸椎や腰椎の異常から手足の痛みや痺れが起こることがあります。
手や足の片側だけに起こる場合もあれば、両方の手や足に症状が出ることもあります。
頸椎異常による手の症状としては、手腕全体がだるい、手に力が入りにくい、腕や指に痺れがある、手の感覚が鈍い、にがるような痛み。
腰椎異常による足の症状としては、臀部から足にかけて痛みや痺れがある、足に力が入らない、痛みで寝返りができない、正常な歩行ができない、ふらつく。
医療機関においては、MRI検査、CT検査、X線検査を行い、確定診断をします。
処置においては、患部の固定、痛み止め、シップ、ブロック注射、物理療法などで、しばらく経過観察、それでも改善が見られないようであれば、手術になります。
脊椎の異常で神経を圧迫することで起こる上記で示したような症状は、脊椎の歪みを改善すれば症状が緩解する可能性が高いのです。
【当院の整体や運動指導で手足のしびれや痛みが改善する理由】
脊椎の根本の原因は、病気や運動不足による筋力低下、スポーツや労働の脊椎への過剰負荷、長時間の不良姿勢からくる脊椎の歪み、です。
したがって、改善するための重要なポイントは3つです。
1,脊椎のゆがみを改善する
2,バランスの良い筋肉を作る
3,正しい歩行と姿勢を学習する
このどれが抜けてもうまくいきません。
1,脊椎のゆがみを改善する
これは当院の体の形を変える整体で、脊椎の歪みを改善し、脊椎の前後左右の傾きを修正し水平に近い状態にすることです。それにより、脊椎間の間から出ている神経の圧迫を無くすことができます。
これは、椎骨間にある椎間板においても同じことが言えます。
下記の写真をご覧ください。
体が右に傾き、脊椎に歪みがあります。下肢に痛みや痺れがあります。
体の歪みは、当然ながら脊椎の歪みに直結します。
この歪んだ体を、そのままにして、マッサージをしたり、温めたり、痛み止めを服用したりしても、効果は一時的で、根本の解決にはならないことは、誰もが理解できると思います。
もう1枚下記の写真をご覧ください。
体の歪みが改善し、当然ながら脊椎の歪みも改善しています。
脊椎が整うということは、脊椎間から出ている神経の圧迫が、解消されたということになります。
後はこの良い状態を維持していくことが重要になってきます。
2,バランスの良い筋肉を作る
歪みのない良い状態を維持するためには、筋力が落ちている場合は脊椎周辺の筋力をつける必要があります。
異常に筋力を使いすぎて故障している場合は、緊張しすぎた筋肉を緩める必要があります。
運動において、筋力をつける運動と緊張した筋肉を緩める運動があります。
そこを考慮してバランスの良い筋肉をつけると、改善のスピードは速くなります。
痛みや痺れの症状がある場合、ハードな運動は症状を悪化させます。
弱った筋肉は力をつけ、緊張しすぎた筋肉は緩める、その両方を兼ね備えた運動は、歩くことです。
歩くスピードや歩く距離は、症状によって適切な運動量にしなくてはいけません。
それは薬と同じで、多くても少なくても、改善は見込めません。
当院では、あなたに合った、適切な運動量(歩くスピード、距離、時間、回数)を指導します。
また、症状や体のバランスを考えた簡単な運動やストレッチもお教えしています。
3,正しい歩行と姿勢を学習する
下肢のしびれや痛みのある方のほとんどが、痛みのある側の足をかばって歩いています。
体は大きく傾き、体を歪め、痛みのある足を引きずるような歩き方です。
立っている時も痛みのある足側をかばった体重の乗せ方をしています。
当人は、それが楽なような気がしてそうしているのですが、その歩き方や立ち方ではなかなか改善させることは難しいです。
当院では正しい歩行姿勢を確保するために、杖を利用することがあります。
当院の杖に対する考え方は、あなたが考えている使用理由とは違う発想でお勧めしています。
杖を利用するほとんどの方が、痛みのある側に体重をできるだけ乗せないための補助具として考えています。
痛みや痺れのある方は、これ以上悪化してはいけないと思う恐怖から、骨折したときと同じように、無意識にその足の体重を乗せない歩き方になっています。
そのため杖を持った手に体重を乗せて、痛みのある足側をひきずるようにして歩きます。
それに対し、私が指導する杖の付き方は、杖を持った手に体重はほとんど掛けません。
痛みのある足にしっかり体重を乗せ、姿勢が崩れないようにするための補助具として使います。
足の体重の乗せ方が間違っていなければ、強い痛みが出ることはありません。それを体が覚えさせることが大事なのです。
その杖の使い方の指導も丁寧に行います。
杖の効果については、坐骨神経痛だけでなく、膝痛や股関節痛にも、大変な効果があるのですが、それについてはまたの機会にしたいと思います。
ただ効果抜群の杖の歩行なのですが、かなりのご高齢の方以外は、杖を利用することにかなりの抵抗がある方が多いので、提案はしても、無理にお勧めすることはありません。
その場合は、効果は落ちますが、杖なしでの有効な歩行方法の指導をさせていただいています。
まとめ
当院では、足や手の痛みや痺れでお悩みの方が訪れ多くの改善実績があります。
1については、当院の施術で良くなりますが、2と3については、丁寧な説明と指導はしますが、実際努力するのはあなた自身です。
こればかりはこちらで代わってしてあげることはできません。
この3つを踏まえたうえで、施術をすれば、効果は一段と高まります。
医療機関において効果が出ない方は、当院に気軽にご相談ください。