【股関節の体の形】
この方は「両股関節と両膝」の不調で和楽堂に来られました。
体が右に傾き、骨盤は左に振っていてバランスがとれていません。
歩行時に痛みがあります。
その他にも手のシビレ、耳鳴りなどの症状がありました。
【4回目・体の形が改善】
右への体の傾きや、左側へ振っていた骨盤も中央に戻りバランスが良くなっています。
※すべての方に成果と成功を保証するものではありません。
【整体ワンポイント解説】
整体院で言われる脱臼は、医学的な脱臼とは全く意味が違う
巷の整体院でよく使われる言葉があります。
「脱臼している」
「関節が外れている」
ポキッという音をさせて「入った」「はまった」「整復された」
これらの言葉は、誤解を招く間違った説明です。
まず整体院に行く対象者で、関節が脱臼していたり、関節が外れたりしている方は、100%とは言いませんが、いないと思います。
整体院で言われる脱臼は、医学的な脱臼とは全く意味が違います。
整体師は関節の脱臼を施術する資格を持っていない
関節が外れていれば、治せるのは医師か柔道整復師だけです。
もし治せる方法を知っていたとしても整体師が脱臼を処置してはいけない法律になっています。
したがって、脱臼ではないとしたら、ポキッという音をさせて「入った」「はまった」「整復された」という言葉も間違っているということになります。
ポキッという音と関節が正常になるということは、関係がない
手の指が固まった時、ポキポキすると一時的に関節が動かしやすくなった経験があると思います。
それと同じことで、これらは腱がはじける音か、もしくは関節の気体がぬける音です。
体の歪みの矯正音ではありません。
ポキポキして関節が多少緩むと楽になった気がしますが、それは一時的なもので、持続しません。
関節のポキポキは危険を伴うことがある
また、頻繁にポキポキしていると関節が緩んだり、痛んだりして、悪化することもあります。
特にデリケートな首を、反動をつけてポキポキするのはやめましょう。
首の神経が傷つくと手のシビレが出ることもあります。
最悪の場合は下半身にマヒが起きる可能性もあります。
体の歪みは筋肉の異常から起こる
体の歪みは、関節の脱臼によるものではなく、筋肉の異常な緊張や逆に異常な弛緩が発生した時、関節の可動に異常が起こり、体が歪むのです。
従って、体の歪みは関節の問題ではなく筋肉の問題なのです。