【首・肩・腰・股関節の痛みの体の形】

この方は「首・肩・腰・股関節」の不調で来られました。

体が左に大きく傾いています。

左肩が下がり、左右のバランスが悪いです。


【12回目・体の形が改善】
体の傾きが改善しました。

※すべての方に成果と成功を保証するものではありません。

【整体ワンポイント解説】

整体において、ほとんどの整体師は、体の緊張しているところを緩めることに重点を置いています。

これまでの日本の産業において、製造業や林業、農業などが盛んだった頃は、肉体労働の仕事で硬くなった筋肉をほぐす施術が効果的でした。

しかし現在は、今まで盛んだった製造業は海外に移転したり海外の企業に取って代わられ、林業や農業は衰退してしまいました。

いま日本では、肉体労働の仕事の多くを外人にたより、ITなどの知的労働者人口が増加し、サービス業やデスクワークがメインになってきています。

ここ2、3年は、コロナの影響もあり益々デスクワークの仕事人口が増えています。

デスクワークの方の肩こりや腰痛などの不調と、肉体労働をする方のそれは、本質的に違いがあります。

デスクワークの不調は、運動不足による筋肉の低下によって、血流の悪さや筋肉の硬直、筋繊維のやせ、などが原因となっています。

また、多くが自律神経の不調が絡んでいることも見逃せません。

そのような方たちに、強い刺激の施術で、もむ、たたく、押す、捻るなどの刺激をすると、伸ばされた背中側の筋肉がさらに緩み、一時的には楽になったような気がしますが猫背状態はさらに悪化します。

そして、もともと筋肉が細く弱っている状態はそのままで、根本的な解決はしていないため、すぐに症状は戻ります。

症状がすぐ戻るので、麻薬のように強い施術を続けることになり、症状は慢性化し重症化していきます。

さらに、自律神経の不調が悪化して過敏になってくると、強い刺激の施術で気分が悪くなったり、関節や筋肉の痛みが悪化することもあります。

現在のような知的作業の仕事に携わる方の症状の対処法は、強い刺激の施術は厳禁です。

弱く、硬く、細くなった筋肉は、緩める施術ではなく、筋肉を活性化させ、力をつける刺激を入れながら、関節の可動をつけていく施術が必要なのです。

力をつけたり緩めたりする刺激は、呼吸を使った施術が必要になります。

もしあなたが、どんな首のこりや肩こりも、もみほぐせばいいと考えておられるとしたら、180度考え方を変えていく必要があります。

和楽堂は体の形に特化した整体院です。