【背中の痛みと側弯の体の形】
この方は「背中の痛み」の不調で来られました。
学生の時に、軽度の側弯症と医療機関で言われています。
体が少し右に傾き、背部の左右の筋肉のバランスがとれていません。
右背部がかなり盛り上がっています。
【5回目・体の形が改善】
体の傾きが改善し、背中がすっきりしました。
※すべての方に成果と成功を保証するものではありません。
【整体ワンポイント解説】
胸郭の歪みを伴う重度の側弯症は、改善が正直難しいです。
胸郭の歪みがなく、脊柱だけがS字に歪んでいる場合は、改善が見込めます。
ただ胸郭の歪みが伴う側弯症でも、整体で歪みが軽減すると背中などの痛みは改善します。
体が歪んでいるからと無理に姿勢を戻そうとすると骨格や筋肉に負担がかかり痛みが出ることがあります。
例えば、右肩が下がっている場合、無理に右肩を上げる様に癖づけても、右肩が下がっている理由は右肩だけにあるのではありません。
足の形、骨盤の角度、体の筋肉の左右のバランス、左右の重心の掛け方、など問題点がいくつも重なっているからです。
一部の歪みだけをみるのではなく、体全体のバランスの中で改善に導かなければ意味がないのです。
局所だけにこだわる施術は、一時的には痛みやコリが改善するかもしれませんが、体の歪みが放置されている以上、何度も同じことを繰り返すことになります。
繰り返すだけならまだしも、中には、長期に局所にこだわる施術を繰り返し受けた結果、症状が慢性化してしまい、改善が難しくなることもあるのです。