この方は、右足の痛みで和楽堂に来られました。

写真では、頭は左に傾き、中心軸は右により、左肩が下がり、右の背部の盛り上がり、体がねじける様に歪みが出ています。

どのような症状も、体の形に現れます。

整形外科では、X線、CT検査を受けておられます。

痛み止めと湿布の処置を受けましたが、痛みが引きませんでした。

特に脊椎には問題がなく、坐骨神経の症状と言われたそうです。

脊柱は随分と曲がっていると指摘されたそうです。

具体的な症状は、

◆右臀部から大腿部にかけて、右足すねから足の裏の親指側にシビレがありました。

◆歩く時にびっこを引いて歩く感じがする。

◆腰を伸ばすとシビレが増す。

◆長時間の運転では左のお尻も痛くなる。

これだけの歪みがあっても、整形外科では痛み止めと湿布だけの処置です。

歪んだ状態を放っておいて、局所の痛みを、薬で一時的に抑え込んでも、根本の解決にならないことは、誰が考えても明らかです。

整形外科などの医療機関では、歪みと症状の関係が深いことに、気が付いていないし、たとえ気が付いていても、それを改善させる方法が分かっていません。

もしその方法が分かっている医師がいたとしても、多くの方が行かれる医療機関では、診てもらえる時間は1人5分程度が当たり前のなかで、時間をかけて、歪みを調べて施術を本気で行う医師はいません。

誤解の無いように、言っておきますが、私は、医療機関の通常の処置であるみ止めや手術を否定しているわけではありません。

痛みがひどい時は痛み止めは有効ですし、手術しか方法がないこともあります。

私が言いたいのは「薬や手術以外にも、問題解決の方法はある」ということを、多くの方に知って頂きたいのです。