心が病むと体に不調が現れ、体が不調になると心が病む、その関係をお話ししたいと思います。

体は小宇宙と言われ、体は神様からの借り物で心だけが自由に使えます。

体が借り物だといえる理由は、体の生命活動(呼吸、心臓の血液循環、ホルモンの分泌、消化、発汗、排泄、髄液やリンパ液の循環、排卵や精子の生殖活動、受精や出産、免疫活動、など)は自分の思い通りにはなりません。

そうであるのに、「自分は何者かによって生かされている」ということを自覚出来ている人は極少数です。

自分の力で生きていると信じている人は、神様に生かされていると言われても、納得しがたいと思います。

ここでいう神様は、具体的な形のあるものを指しているのではありません。

例えていうなら、宇宙原理に則った、自然エネルギーを神様と言い換えることができるかもしれません。

私が考える神様とは、目には見えないけれど、確実に存在する宇宙原理に基づく自然の力です。

親と言えども、子作りの生殖行為はしても、精子と卵子が受精し、受精卵が生育し子供が生まれるまでの働きに関与しているわけではありません。

昔はコウノトリが赤ちゃんをつれてくると、言われていましたが、赤ちゃんは作ると言うより、「授かる」というのが正しい表現であると思います。

命や体は貸し与えられたものという自覚なしに、感謝の心は生まれません。

生かされているという感謝の心が、体が喜ぶ宇宙原理に添った生き方になります。

体や心が健康で元気になるには、「自身の心」と「宇宙原理の体」が一致することで、病が癒され、病を遠ざけることが出来ます。