この方は、両足のつらい症状で和楽堂に相談に来られました。

どのような症状も、体の形に現れます。

整形外科でMRI検査で椎間板の異常(L23間、L34間、L45間の3か所)が見つかっています。

整形外科ではブロック注射の処置を1回受けています。

(症状部位)

右臀部、右大腿部後側、右下腿後側、左大腿部前面

(症状)

電気が走る、突っ張り、だるさ、シビレなど。

(動作)

後ろの反らせない

椎間板の異常とは、椎間板と言われる組織が飛び出し、神経を圧迫する事で足にかけて症状が出る状態を言います。

労働や不良姿勢が長く続くことで、椎間板に負担が掛かり上下の椎体の圧によって椎間板が飛び出した状態になります。

整形外科で行われる処置は、痛み止め、シップ物療(電気、温熱)、固定、最終的には手術です。

椎間板が変異を起こした原因は、「重量物を持った」「無理な姿勢を続けた」など、きっかけはあるかもしれませんが、

根本的には、姿形の崩れが最初に起きている事を見逃してはいけません。

姿形の崩れは、歪みが小さい間は、体はどうにかバランスをとっていますが、その歪みが進行してくると、負担の大きな所の器官に器質的な異常が起きてきます。

異常が起きた場所だけを問題視してしまうと、「そこを切ればいい」「そこに痛み止めを打てばいい」など、対症療法になってしまいます。

こういった異常を良くするためには、まず最初の原因である姿形の崩れを良くしないと根本的な解決にはならないのです。

姿形を放っておいて局所だけにこだわると、一時的に症状は取れても、姿形が正されていない以上、また再発する可能性が高くなります。

姿形を正すと言う発想が現代医学にはありません。

姿形と病気の関係は深いものがあります。

姿形が崩れているといずれ体の不調が現れ、器質的な問題が起きて病名が付くようになります。

バランス反射整体で姿形を正す事は、症状を良くするだけでなく、予防と言う意味合いからも重要です。

早めに体をお手入れする事をお勧めします。

※椎間板の異常は、整体ですべて対応できるわけではありません。

症状の度合いによっては、医療機関と連携しながら対策を立てていく必要がある場合もあります。

詳しいことはご相談ください。