
歩くことは、最高の健康法
不調を改善するために、私が最も効果的だと考えている健康法があります。
それは、とてもシンプルな 「歩くこと」 です。
「そんなこと?」と思われた方もいるかもしれません。
しかし、世の中には数え切れないほど健康法がありますが、私は**「歩くこと」を超える健康法はない**と思っています。
人間は本来、歩くように作られている
人間は本来、歩くように作られた生き物です。
歩くことで筋肉や骨格だけでなく、呼吸・血液循環・自律神経・内臓まで、全身が自然に働き始めます。
特別な器具も必要なく、お金もほとんどかかりません。
専門的な知識も必要なく、年齢を問わず始められる、安全で最も身近な全身運動です。
歩くことで期待できる効果
歩くことによって期待できる効果は非常に幅広く、
• 健康維持
• 姿勢の改善
• 骨盤や脊柱のバランス改善
• 柔軟性の向上
• 首・肩こり
• 腰痛
• 関節痛
• 眼精疲労
だけではありません。
さらに、
• 呼吸器系(息切れ・呼吸が浅い)
• 消化器系(胃もたれ・便秘)
• 循環器系(高血圧・低血圧・動悸)
• 自律神経の乱れ(不眠・不安感・慢性的なだるさ・頭痛など)
といった、さまざまな不調の改善にも役立ちます。
不調改善なら、頑張りすぎなくていい
ただし、歩き方には目的によって違いがあります。
スポーツ選手のように筋力や心肺機能を高めることが目的なら、速く長く歩くことも必要です。
しかし、健康づくりや不調改善が目的であれば、それほど頑張る必要はありません。
おすすめは、
ゆっくりと、10〜20分程度を目安に、できれば毎日続けることです。
とはいえ、時間や距離にあまりこだわる必要はありません。
「今日は10分しか歩けなかった」
「5分しか歩けなかった」
それでも十分です。
また、体調が悪い日やケガをしている時、天候の悪い日は、無理をして歩く必要はありません。
極端な話、庭に出るだけでもよいのです。
健康法は、続けられることが一番大切です。
歩く時に気を付けたいこと
歩く時に気を付けたいポイントは、ゆっくり歩くことと、姿勢を意識することです。
ゆっくりと言っても、だらだら歩くのではありません。
呼吸が乱れない程度の速度で、
• 肩の力を抜く
• 目線は足元ではなく遠くを見る
• 骨盤を立てるイメージを持つ
• 腰を曲げない
• 胸を横に広げるように肩を自然に開く(背中は反らさない)
• 左右に大きく体を揺らさず、ゆったり歩く
このような姿勢を意識すると、歩く効果はさらに高まります。
「歩き」をおすすめする理由
私が他の運動よりも「歩き」をおすすめする理由は、重力を利用した左右対称の運動だからです。
歩いている時、骨には適度な重力刺激が加わり、左右の脚・腕・体幹がバランスよく動きます。
人体の解剖学では、内臓は左右対称ではありませんが、骨格と筋肉は基本的に左右対称にできています。
そのため、左右対称の運動は、体本来のバランスを取り戻すのに非常に適しています。
人間の体には、さまざまな左右差があります
実際には、
• 左右の目の大きさ
• 鼻の曲がり
• 口角の高さ
• 頭の傾き
• 肩の高さ
• 背骨のゆがみ
• 骨盤の傾き
• へその位置
• 足の長さ
など、左右差がある方は少なくありません。
歩くことで左右の筋肉が規則正しく収縮と弛緩を繰り返すため、筋肉の緊張バランスが整い、体の歪みの改善につながります。
その結果、関節や骨への負担も軽くなり、さまざまな不調の改善が期待できます。
歩く以外にも、左右対称の運動があります
左右対称の運動としては、ヨガや気功、太極拳などもおすすめです。
これらも体のバランスを整えるという点では優れています。
また、ラジオ体操も良い運動ですが、痛みがある時には反動をつけ過ぎず、自分の体に合わせて無理のない範囲で行ってください。
毎日の「歩く」が健康につながる
健康は、特別なことをすることで手に入るものではありません。
毎日の「歩く」という当たり前の習慣こそが、体を整え、不調を改善する最も自然で効果的な健康法なのです。






