接骨院・整骨院の不正請求

不正請求

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

残念なことに、暴力団がらみの接骨院による架空請求、

水増し請求の問題が昨日ニュースで流れました。

接骨院が組織的に不正請求を行い、暴力団の資金源に

なっていたという今までにないショッキングなニュースでした。

 

今回の問題は、暴力団員が接骨院の実質のオーナーで、

接骨院経営を利用して不正な利益を上げていたという

特殊な事件です。

 

確かに、小泉内閣で規制緩和が行われて以降、接骨の学校が

乱立して、年間の接骨資格者が以前の数倍になりました。

 

その資格者を利用して、接骨院経営に乗り出す、飲み屋の経営者や

今回のような暴力団がオーナーになり、不正請求や接骨院の業務範囲

ではない疾患を保険を使って行う事例が増えている、という話は最近

よく耳にしていました。

 

しかし、これらはごく一部の問題であり接骨業界が

不正の温床であるというわけではありません。

 

不正を行った接骨院は、許されるものではありませんが、

マスコミの対応もこういう問題が起きた時は、慎重を

きして、接骨業界内で不正が横行していると、視聴者に

誤解を与えないようにしていただきたいと思います。

 

歯科医院や大きな病院でも不正請求の事件は多くありますが、

それはごく一部の心無い病院がしている事で、業界ぐるみ

ではありません。

 

接骨業界もそれは同じで、ほとんどの接骨院は、

まじめにやっています。暴力団がらみのこの事件を

もって、すべての接骨院が不正を行っているような

報道は、まじめに仕事をしている者には迷惑な話です。

 

架空請求や水増し請求は悪質な犯罪ですが、それ以外にも、

上記で説明したように、接骨院の業務範囲を超えて、肩こりや

使い痛み、慢性痛を保険で扱う接骨院があると聞きますが、

これも不正診療に当たります。

 

実際の問題として、ケガ以外の疾患で保険の

取り扱いをしている接骨院があると、まじめに

施療している接骨院にとって、困ることがあります。

 

以前、忙しい時間帯に、大阪からこちらのほうに来られた

学生さんが、「肩こりを見て欲しい」というので「申し訳

ないが、肩こりは保険は使えません」と答えると、「大阪の

接骨院では保険が使えた」と納得してもらえず、長い押し問答

の末、結局怒って帰られました。

 

いまだに、接骨院は筋肉や関節の痛みやコリ

のすべての疾患に保険が使えると間違った

認識をしておられる利用者さんはけっこう多いです。

 

昔は、 肩こりや使い痛み、老人性の慢性疾患の

保険扱いについては、ある動作で痛みを伴う場合は、

広義の意味での外傷として扱う接骨院は多くあったようです。

 

ですが現在においては、そのような接骨院業界の

中だけの広義の解釈は出来なくなっています。

 

肩こりや使い痛み、慢性疾患で保険で施療をしている

接骨院があれば、あなたにとっては都合のよい接骨院や

整骨院であっても社会的に問題のある治療院と言えます。

 

接骨院や整骨院を受診される方は、ケガ以外の

肩こりや使い痛み、老化などの慢性疾患は、

保険が使えないということをぜひ知っておいてください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このページの先頭へ